「ミドルエンド」物件が市場を席捲中

弊社CBREでは1㎡当たり800USD以下のコンドミニアムを「リーズナブル」、800~1500USDを「ミドルエンド」、1500~3500USDを「ハイエンド」、3500USD以上を「ラグジュアリー」と分類しています。

2017年、ホーチミン市では計3万1000戸のコンドミニアムが販売されました。この新規供給の大半は「ミドルエンド」物件であり、全体の64%を占め、同21%の「ハイエンド」物件が続きます。この結果が示すように、昨年のコンドミニアム市場は“ローエンドセグメント”によってバランスが取れていたと言われています。

2018年第1四半期は旧正月期間が含まれるにもかかわらず、新規供給の数は昨年同期と比較し、79%増の9503戸と急激に増加しました。この新規供給もまた、71%は「ミドルエンド」が占めています。

売上も好調で、9260戸が売れ、前期比4%増、前年同期比26%増を記録しました。中には価格帯は低くとも、評判の良いデベロッパーのプロジェクトは人気が高く、90~100%の販売率を達成するものもありました。

18~20年の市場動向、トレンドの行方は?

今後、2018年から2020年にかけて「ミドルエンド」物件は引き続き市場で大きな割合を占め、「ハイエンド」と「ラグジュアリー」物件は供給量が減少するものの、市場は持続的に発展していくと予測されています。 

地域別に見ると、2区、7区、9区に新規のプロジェクトが集中しており、中心部から東と南に広がる地域は引き続きコンドミニアム市場のホットスポットとなるでしょう。

ただ、最近の傾向として「リーズナブル」や「ミドルエンド」物件の購入者は、プロジェクトの安全性に注目するようになり、デベロッパー側も利便性などの紹介に注力するだけでなく、“住民の安全を守る”点をアピールする動きが出始めました。そのため、今年初めの予測よりも消費量はやや減少するかもしれません。