今後変わるであろう
社会やビジネス

今回の新型コロナウィルス感染症(COVID‐19)のようなパンデミックが再び発生してもビジネスが継続できるようにと、多くの企業では事業継続計画を練り直しているところではないでしょうか。今こそ考える必要があるのは、私たちがどのような未来を選択するかということです。つまり何が今の状況を引き起こしたのか、根本原因に目を向け、みんなでどのようにアプローチをするか模索していく時です。

COVID‐19のように、ウイルスが宿主を殺してしまうほどの猛威を振るう理由はさまざま考えられますが、科学的には地球環境の変化が1つの要因として挙げられています。

例えば、地球上の生物多様性がどんどん失われていますが、それがどのように影響するのでしょうか。実は生物多様性は環境変化に対する緩衝・調節機能を持っているのです。多様性が十分に保たれている環境では、1つの病気が簡単には拡散しないと言われています。そこでは多くの微生物が住んでおり、病原体はすぐに多くの微生物との競争・共生関係に入ります。植物の多様性の程度が微生物の多様性に影響を与え、ウイルスの広がりを防ぎます。

先送りさせてきた
課題が顕在化

この数年でプラスティック問題に関しては「レジ袋の有料化」などで身近に感じる方が増えてきたのですが、これも局所的な問題に過ぎません。今一度、地球全体がどのように成り立っているのか、私たち人類が、どれほどに長い年月をかけて育まれた地球や生態系からの恩恵を受けているのかを再確認するときです。そして、地球が持続し、人類や社会が持続し、企業が持続するために私たちの暮らし方、企業としての在り方においてどんな選択をすべきかをゆっくり考え、舵を切り直すべきタイミングではないでしょうか。
 
世界的には経済は一時不況に陥るでしょうが、企業はますますサステイナビリティを経営戦略に取り入れ、企業、人類が長く生きるような経営をすることが大事と感じます。

荒澤 文寛 Arasawa Fumihiro
株式会社ビジネスコンサルタント入社後、各国で経験を積み、ベトナム法人を立ち上げ。現ジェネラルダイレクター。
Business Consultants Vietnam Co., Ltd.
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