SK人事部 採用・教育虎の巻 其の八十八

皆さんはベトナム人の履歴書を見て、転職回数が多いことや、キャリアに一貫性が無いと思ったことはありませんか? 今回はその点を踏まえつつ「ベトナム人のキャリアデザインの傾向」についてお話します。

世代差のある転職理由

まず一般的に転職回数が多いと言われるベトナム人ですが、転職理由の上位を占めるのは20代と30代で異なってきます。20代は「他の職種への転向」や「今のキャリアのステップアップ」が目立つのに対し、30代では「安定した職場環境」や「人間関係の良さ」という理由が目立ってきます。

仕事に何を求める?

20代は学生時代に学んだ関係の専門職に就くという思いが強くない限り、新卒から5年くらいは自分に合った仕事を模索する期間という感覚が強いそうです。新卒の多くが1年程度で転職するというのもこのような理由があり、短期間での転職がベトナム社会ではそれほどネックにならないという事情もこれを後押ししています。

一方、30代になると結婚して家庭を持つ人も多く、より安定した収入を求める傾向が強くなります。またこの世代になると個人の収入ではなく、配偶者と合わせた世帯収入で考えるようになるのも特徴です。特に女性は夫がある程度の安定した収入を得ている場合、給与の高低よりも会社の将来性や人間関係、オフィスの環境など、収入面以外のことを重視する傾向があります。

単独で800USD、世帯月収で1500USDを越える辺りから、このような相談を受けることが多いですが、これは転職回数を減らしたいという気持ちの表れとも考えられます。

稲田 琢磨

 
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