アーカイブ: 賢者の税務・会計術
外国契約者税の概要
賢者の税務・会計術 金利やロイヤリティも 外国契約者税の対象に こんにちは、AGSの貝沼です。今回はベトナムにおける外国契約者税の概要をご案内いたします。 外国契約者税はFCT(Foreign Contractor Tax)という略称…
配当金の海外送金に関わる規制
賢者の税務・会計術 送金時に発生する 細かいルール こんにちは、AGS貝沼です。今回のテーマは配当金の海外送金に関わる規制です。 ベトナム現地法人で十分な利益が出ていて、親会社への利益還元をお考えの企業様もいらっしゃるかと思います。ベ…
ベトナムの事業登録税について
賢者の税務・会計術 申告・納税が必要な 個人や組織 こんにちは、AGSの⾙沼です。ベトナムには毎年1月30日までに支払いが必要な税金があるのをご存知でしょうか。今回はベトナムの事業登録税についてご案内いたします。 事業登録税を定めた政令1…
所得税確定申告の注意点
賢者の税務・会計術 ベトナム国内、国外の所得の合算が必要 こんにちは。AGSの貝沼です。今回は所得税確定申告の注意点をご案内します。ベトナムでは居住者に対し、税率35%を上限とした累進課税制度を採用しており、ベトナム居住者の要件を満たす就…
駐在員事務所の 活動における注意点
賢者の税務・会計術 ライセンスの登録が抹消されるケースも こんにちは。AGS貝沼です。駐在員事務所の活動内容に対する規制は厳しくなる傾向にあり、コンプライアンスを無視した活動には多くのリスクが潜んでいます。今回は、駐在員事務所活動上の注意…
日本へ一時帰国中の PITの申告納税
賢者の税務・会計術 居住者・非居住者を問わず申告納税が必要 こんにちは。AGSの貝沼です。コロナウイルスの影響を受け、日本へ一時帰国をされた、もしくは現状も引き続き日本へ一時帰国中の駐在員の方も多いかと思います。日本へ一時的に帰国していた…
物品を無償で贈答する際に 必要な手続き
賢者の税務・会計術 VATインボイスの発行、申告が必要 こんにちは。AGSの貝沼です。 事業活動を実施していく上で、お客様との付き合いや、事業促進のために物品を無償で贈答された経験はありませんか? 社内で法令上規定されている必要な手…
2020年度法人所得税 軽減について
賢者の税務・会計術 本議決で適用の対象が拡大 こんにちは。AGSの貝沼です。今回は、法人所得税(以下、CIT)の軽減に関してご案内いたします。 新型コロナウイルス感染症により経済的打撃を受けた企業に対し、国会は2020年度CITを30…
個人所得税の 所得控除の引き上げ
賢者の税務・会計術 源泉徴収税額がなくなるケースも こんにちは。AGSの貝沼です。今回は、個人所得税(以下、PIT)の所得控除の引き上げに関してご案内いたします。 2020年6月2日にベトナム国会常任委員会は、個人所得税の所得控除の調…
ベトナムにおける 付加価値税の概要
賢者の税務・会計術 控除方式と直接方式異なる計算法 こんにちは。AGSの貝沼です。今回はベトナムの付加価値税(VAT)についてご案内いたします。 ベトナムではインボイス方式を採用しており、公式の領収書としてVATインボイスや販売インボイス…
納税期限の延長に関する政令
賢者の税務・会計術 付加価値税、法人所得税、土地使用料などが適用 こんにちは、AGSの貝沼です。今回は、新型コロナウイルス感染拡大による影響を受けた企業を支援するために公布された納税期限の延長に関する政令をご案内いたします。 ベトナム政府…
事業登録税および、
その変更内容
賢者の税務・会計術 一部は申告不要、納税免除に こんにちは、AGSの⾙沼です。今回は、ベトナムの事業登録税についてご案内いたします。 事業登録税を定めた政令139/2016/ND―CP、および通達302/2016/TT―BTCに基づき、⽣…
代表的なM&Aのスキーム
賢者の税務・会計術 資本譲渡と事業譲渡の違いについて こんにちは、AGSの貝沼です。近年、事業拡大や販路の拡大を目的とし、M&A(企業の合併や買収)による新規参入のご相談が増加しております。 今回は代表的なM&Aのスキームである、「資本譲…
国外からの長期借入金
中央銀行登録について
賢者の税務・会計術 登録にあたり、外国契約者税の負担も こんにちは。AGS貝沼です。今回は長期借入金の中央銀行の登録に関してご案内します。 企業による海外からの借入・返済に関する外貨管理のガイダンスを定めた通達03/2016/TT―NHN…
個人所得税、
確定申告時の注意事項
賢者の税務・会計術 ベトナム国内・国外の所得を合算 こんにちは。AGSの貝沼です。今回は所得税確定申告の注意点をご案内したいと思います。 ベトナムでは、居住者に対し、税率35%を上限とした累進課税制度を採用しており、ベトナム居住者の要件を…
2020年の最低賃金と
その定め方
賢者の税務・会計術 違反した場合は罰金の可能性も こんにちは、AGSの貝沼です。今回は最低賃金がテーマです。最低賃金は、毎年国家賃金評議会(以下、評議会)が労働者の最低賃金案を作成し、政府から採用を受けることで決定されます。 政府は、20…
会社設立後の税務申告
年間スケジュール
賢者の税務・会計術 税務申告に関する 主な4つのポイント こんにちは、AGSの貝沼です。今回は会社設立後の主な税務申告に関する1年間のスケジュールをご案内します。 ①事業登録税 企業は法人所得の有無にかかわらず、定款記載の資本金額に応じ、…
会社設立後の会計手続き
経常費用の取り扱い
賢者の税務・会計術 手許現金管理方法 5つのポイント こんにちは、AGSの貝沼です。今回は、会社設立後の経常費用の取り扱いに関して、手許現金管理・帳票保管に分けて説明します。 ◇手許現金管理 毎日まじめに現金出納帳に記帳しているつもりでも…
事業登録税について
実務上の注意点
賢者の税務・会計術 生産・事業活動には申告・納税が必要 こんにちは、AGSの貝沼です。今回は、ベトナムの事業登録税について説明します。 事業登録税を定めた政令139/2016/ND―CP、および通達302/2016/TT―BTCに基づき、…
法人所得税(CIT)の
損金算入の要件について
賢者の税務・会計術 損金算入するためのいくつかの条件とは こんにちは、AGSの貝沼です。今回は、ベトナムの法人所得税(以下CIT)の損金算入項目をご案内します。 ベトナムでは、日本同様、益金から損金を控除した額に法人所得税率を乗じてCIT…