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熱視線!ベトナムの不動産マーケット

ハノイの賃貸オフィス事情
中心業務地区はほぼ満室


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017年第4四半期時点でハノイの賃貸オフィスの総延べ床面積は160万㎡に達した。2017年は中心業務地区(CBD)にグレードAとBのオフィスビル、各1案件が新たに供給された。グレードAビルの新規供給は1年以上振りであり、特にCBDでは2014年以降に新規の供給案件はなかった。

広い面積のオフィスを確保するのは難しいようだ。海外直接投資(FDI)の増加により、CBDにおけるオフィス需要、特に高級オフィスの需要が高まった。ハノイ全市場の入居率はこの2年間で上昇し続け、2017年第4四半期で94%に達した。特にCBD地区の入居率は97%で、新たに供給される案件のない2018年にはさらに上昇すると予想される。

弊社の2017年CBDテナントアンケートによると、ほとんどのテナントは金融・保険・不動産業(FIRE)と製造業だ。FIRE企業の賃貸面積は全体の50%を占め、次いで製造業は14%。中でもこの3年間で顕著な伸び率を示したのが製造業とコンサルタント業だ。また、CBDのオフィスビルの外資系テナントは、2014年の45%から2017年は56%に上昇した。

2013年からグレードCの平均入居率はA、Bより上回り、2015年第2四半期の90%以上から2017年第4四半期は99%に上昇。ほぼ満室のグレードC案件は全体の63%だが、Bは30%、Aは36%しかなかった。格安の賃貸料と近年は新たな供給がほとんどないグレードCは高い入居率が維持できた。しかし、アンケートからはビルの質低下、運営管理や顧客ケアが重視されないなどで、満足度は低い。

平均月額賃貸料は1㎡当たり、Cが28万VND、Bが39万VND、Aが63万VNDとかなりの差が出ている。AとBの新規供給の伸び率はこの4年間で各1.6%と5.8%に対して、Cは2016年第4四半期以降、新規案件がないとみられる。

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