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SSI証券のべト「株」探訪記

バブルではない株式市場の急騰
多くの要素が支援した2017年


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017年末のVNインデックスは984.24ポイントに達して、過去10年間で最高水準となった。年間48%の増加も8年ぶりの最高成長率だ。2006年と2009年にも急騰して144.5%と56.8%になったが、両年のようなバブルの状況でなく、多くの面で安定的な支援要素を持っている。

2017年に上場各企業の利益成長率はプラスとなり、9ヶ月間の総利益は23%上昇、過去8年の最高値となった。市場全体で最大の利益・時価総額の割合を占める銀行業の利益も9ヶ月間で23%増となり、6年間でもっとも高水準、2016年と比べてほぼ倍増した。2017年のGPDは6.81%となり、鉱業を除けば7.9%に達した。過去2年間の7.1%(鉱業を除く)よりもはるかに高い。

さらに重要なことは、経済発展政策が正しい方向に進み、投資家だけでなく経営者からも信頼を得たおかげで、2018年以降の景気見通しが引き続き明るいことだ。経済回復が反映された利益の成長は、証券市場の勢いを支える最も重要な要因。また、2017年末のベトナムのPERは19.2で年初より24%増、地域内の他国のPERと比較して平均的な水準となった。2006年と2009年は市場の高騰でPERは90%と41%に急上昇しながらも企業の利益率はあまり上昇せず、バブルを生み出した。

2017年は為替レートや金利が非常に安定した。これは国民の信頼を高め、有価証券投資を含むより収益性の高い投資方向への資金の流れを促進する。2017年の貸出し伸び率は妥当な水準(約18%)で維持され、バブル期である2006年と2009年(23%と38%)より低かった。また、両年の株式市場の規模は非常に小さくて総貸出金残高の3%と18%に過ぎず、高い貸出し伸び率もあってバブルを形成しやすかった。総貸出金残高の50%以上という2017年とは大きく異なっている。

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