SK人事部 採用・教育虎の巻 其の六十四

求められるスキルや役割の違いについて

今回は日本からの出向でベトナムに駐在された方に最初に考えて頂きたいことをお伝えしたいと思います。 

課長は部長、部長は現地法人の社長など、多くの出向者は日本でのポジションよりベトナムでは上位の職責に就くでしょう。当然、求められるスキルも違いますし、現地スタッフを含めて周りからの見られ方も違ってきます。今まで以上にシビアに自分を律する必要があるといえます。視座を高く持ち、自分自身の足りない能力を理解して、日本よりも早く成長しなければならないという危機感が必要です。

職責が上がった事は試練の始まりを意味します。サラリーマンの世界では昇進の喜びは告知された瞬間だけと言えるかもしれません。

新たなステージでやるべき事を考える

まずは、「現場」。実際に何が起こっているか、足を運ぶ。「現物」実際の商品・サービスを手に取る。「現実」実際に自分自身の目で見る。この「三現主義」を実践して頂きたいです。製造業に限らず、サービス業であれば社内システム・社内文書・会議の様子、顧客評価なども確認し、机上の空論ではなく、先入観なくありのままを観察するように心がけてください。

その後は課題を見つけ、具体的に指示を行い、場合によっては自分自身の行動で示す必要があります。一番陥りやすいのは、総論はわかるが具体的なアドバイスが出来ない人です。

また、よく見かける残念な上司は、管理職になっても部下一人ひとりに時間を割いて丁寧に、教育しようとする人です。マンツーマンの指導はリーダーの業務です。リーダーの仕事を管理職が行う事で、リーダーの育成が鈍化している場合も多いのです。

最後に、経営者として赴任されている方は、「あるべき姿」を考え続けて従業員に発信して頂きたいです。

日系企業の多くは海外出向者に手厚い待遇を用意していることも多いですが、裏には試練がある事を再認識頂きたいです。

クイックベトナム  古屋 竹雄
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